こんにちは。
今回は、コンクールやオーディションで選ばれるための必須条件について取り上げます。
次の7点以外にも要求されることは多数ありますが、今回は7点に絞ってご紹介します。
あくまで一提案として捉えていただけたらと思います。
①選曲
難しい曲=レベルが高いと判断されるわけではありません。
コンクール映えする曲が存在するのも事実ですが、
あくまで自分の強みを活かせる曲を選ぶべき。
②作品への理解と解釈
作品の時代背景・様式・作曲の経緯・作曲者の意図等を踏まえた上での演奏解釈となっているかどうか。
奇を衒っただけの浅い音楽表現・内容にならないように。
③訴えたいものが明確
主張が明確な演奏は、一目置かれるでしょう。
「キレイに弾けている」「全体がまとまっている」
では評価されにくい。
他の人にはない優れたところを如何にアピールするかが重要。
④場面ごとの弾き分け
場面ごとの弾き分けができていると、構成感のある演奏に繋がります。
場面転換の前後を丁寧に弾いて。
細部ばかりにとらわれず、俯瞰して捉えることが大切。
⑤息の長いフレーズ
フレーズがブツブツ途切れたりせず、自然に流れていくように、
息の長いフレーズを意識して。
深い呼吸が感じられる演奏は、聴く人を飽きさせません。
⑥太いラインが感じられる
音楽の核となる部分、メロディーが
太いラインとして聴こえるように。
聴く人に一発で伝わるように。
メロディーラインが明瞭で途切れない演奏を目指して。
⑦美しい音・響く音
音が貧弱であるのは致命的。
その曲に相応しい音が求められますが、
よく響く、鳴っている音は断然有利です。
対照的にppピアニッシモの美しさも追求して。
色彩豊かな演奏は聴いていて面白いです。
ざっとこのような点を意識されるとよいのではと思います。
もちろん、皆さんが気にされるミスタッチは、
少ないに越したことはありませんが、
上記7点は必須であると考えます。
少しでもご参考になりましたら幸いです。
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